JAMISのすべてのフレームとフォークは、スポーツ自転車における強度規格、ISO4210をクリアするように作られています。この耐久試験は、継続的に行われています。テスト結果によってはこれら規格をはるかに上回る強度を持たせることもあり、ペダリングによるねじれを始め、あらゆるポイントにおける強度、そして歪みへの変化率などを調べ、固定したフレームやフォークに大きく加重した状態で過酷な試験を実施していきます。さらにモデルチェンジ時などのタイミングでは、重りを取り付けたフレームを高みから落下させると言う破壊試験を行っています。破壊試験は強度を図るシンプルな方法ではありますが、製作されたばかりのフレームとフォークへの破壊検査も重要なパートを占めています。特にカーボンフレームは、完成間近のフレームを一本ずつ重量を量ることで樹脂の過不足を判断し、重要な6箇所について、積層状況を確認しながらの剛性を測定していきます。各部のたわみは、JAMISにおける標準値から5%以内に収まることが検査基準ととなっています。JAMISが造るフレームの一本一本すべてが、これら試験により私たちの厳格な製造基準を満たすことを保証した上で出荷されています。これもJAMISバイクが誇る性能の一つです。
JAMISは、クロモリという素材自体を信じています。滑らかな乗り心地と耐久性を始めとする自転車素材として、時代を超える魅力が備わっているからで、そのクロモリパイプには、歴史ある英国パイプメーカー、REINOLDS社のものを使用しています。最高グレードの631、クロモリの特性を味わえる520、そして4130クロモリバテッドチューブの3種がベースとなっています。
1988年から続くSST(Size Specific Tubing)は、SSDの核となる考え方です。メインチューブ、シートステーの太さをサイズごとに調整することで、全体の剛性や乗り心地はモデルとして均一になります。SSTは、それぞれのモデルに託された走り心地を、体現する技術です。SSDは、全てフレームサイズが同じのり味であるべきであるという下記のSSTを更に推し進めるためのものであり、4種のBBドロップ(フレームにおけるBBの位置)と3種のチェーンステー長を使い(下図)、異なるサイズでも変わらないフレームの走りを作り出すことに成功しています。例えば身長の高いライダーはクランクも長くなるもの。BBドロップも対応させないことには、ライダーの乗車位置は理想よりも高く、あるいは低くなってしまい、乗り心地を大きく左右してしまうことになてしまいます。加えて異なるオフセットのフォークを3種用意し、サイズごとに最適なものを利用しているのも特徴です。
Speedgoat DesignsのベテランChris Currieによって設計。3VO(Three Variable Optimize)システムは、あらゆる条件において妥協のないサスペンションの動きと最適化されたペダリングが可能な設計です。 3VOサスペンションプラットフォームを利用し、Jamis社内設計チームによる2年以上に渡る開発期間を経て完成しました。 3VOはエンデューロに必要な下りの速さと安定性、上りにおける登坂性と最適なペダリングをデュアルステージ・レバレッジ・レート、アクスルパス、仮想ピボットにより手に入れた、JAMISが提唱する新しいシステムです。
Echanced Compliance Offsetはフォークの振動吸収性を高めつつ、確かなコントロール性をキープするフォーク設計です。フォークブレード全体を前に出したことにより、路面からの振動をより多く吸収する特性をもたせ、ハブ軸を後方に寄せ、ハンドリング性能を決定するトレール値を通常のフォークと同様にすることが可能になりました。
現在MTBでの一般的なエンド幅、142mmに、6mmをプラスして148mm幅としたのがBOOST148です。これはリアハブのフランジ幅を広げてスポークの組み角度を大きくすることで、さらに剛性高く組まれたホイールが装備可能となり、現在はスタンだードとなります。
太タイヤを履く『プラス』規格。太タイヤには、多くの空気量=エアーボリュームがあり、このため空気圧を下げてもパンクしにくく、やわらかなタイヤがしっかりと路面をつかむことにより、上りでさらにトラクションを高め、ドロや岩場など不安定な路面でも安定したグリップ力を発揮します。
BBスピンドルの直径30mmのままに、全体の幅を86.5mmまで広げたBBシステム。Qファクターを変えずにBB周りの剛性を高められたことに加え、デザインの自由度も上げることが可能となりました。
Adaptive Cable Entryの頭文字をとった、変速ケーブルや電動変速のワイヤーをフレーム内臓にするためのシステムです。将来的にアップグレードを見越したライダーのため、それぞれに対応するグロメッとを付属しています。
BBの回転を担うベアリングの滑らかな動きを実現するために、アメリカ製『ENDURO』社製のベアリングを採用。これはリテイナーの表+A1:B21面積を増やしたことで耐荷重性を、一般より35~45%アップ。さらにベアリングの両脇をシールで防護し、グリスの流出を90%防いでいます。
※適応身長はあくまでも参考値であり、適合を保証するものではありません。サイズの選定については必ずJAMIS正規販売店にてご相談ください。